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本店30周年を振り返って Part5 コンクールの挑戦

昼の営業がなくなり、仕事の時間も減り、体調も回復してまいりました。 

次のステップは、FOODS BAR BLUECANARYをBAR業界で認めてもらう事と、船橋のBARと言えばBLUE CANARYと言ってもらえるようなお店にすることを目標にしました。

それからの日々は、カクテル作りの練習、技術を磨くだけでは無く、お酒の知識を身に着ける事にも時間を作りました。 幸いにして場所はあるので毎日営業前に練習をしていました。 休みの日は都内に出て有名なBAR巡り、セミナー、試飲会など積極的に参加しました。

すると次第に同業の仲間が増え、お酒のメーカーさんと知り合うことが出来ました。 
カクテルコンクールに初めて出場したときは、自分の未熟さを痛感し、恥ずかしい気持ちで一杯でした。 悔しくてたまらず、再度挑戦したい気持ちが高まり積極的になっていく自分がいました。
無我夢中で、バーテンダーとして世間から認めてもらうためには、何でもやったような気がします。
現、一般社団法人日本バーテンダー協会に入会し、毎月行われていた勉強会に参加できたことは、大変貴重な経験でした。 業界の伝説のバーテンダーから直接指導していただいたことは現在、私の大切なバーテンダーの基礎になっています。

何度目かのカクテルコンクールで初めて入賞した時の喜びは今でも思い出します。 
徐々に、自信がつき、酒類メーカー主催のカクテルコンクールや、千葉支部のコンクールでも入賞するようになりましたが、まだまだ全国レベルは、果てしなく遠くにあったような気がします。

毎日の営業、練習、勉強に明け暮れた日々でしたが、大変充実していました。 
好きな仕事をして、「大会で優勝したい。」という目標があっって、生活も安定している(奥様のおかげです。) から継続できたのかな。

コンクールにチャレンジして3年目、日本バーテンダー協会主催の千葉カクテルコンクールで優勝することが出来ました。 フルーツ部門、課題部門、創作部門の3冠をいただくことができました。
その結果、関東大会に出場することが出来ましたが、入賞にも及びませんでした。 
悔しくてたまらず、1年間の目標を関東大会入賞し全国大会に出る事と定め、1年間のスケジュールをたて練習したことを思いだします。 特にフルーツカッティングは自信があったので盛り付けのデザインとスピード、包丁さばきにひたすら時間をかけました。 毎日練習で使ったフルーツを自宅に持ち帰り、翌朝フルーツジュースにして飲んでいました。  現在は毎朝、青汁を飲むのが日課といなっていますが、もっと早く気づいて青汁を加えて飲んでいたら話題になったかも・・・・・

翌年の関東大会で、念願の入賞を果たし、全国大会に出場が決まりました。
着実に成長している自分と、一緒に仕事をしているスタッフの成長にも良い刺激になっていたようです。 お陰様で店の経営も順調で、都内のBARからの紹介や、知り合いから紹介された お客様が来店されるようになってきました。 半面、他のBARと比べられているんじゃないか、本当に満足してもらえたんだろうかなど、不安な気持ちもあったような気がします。 
もっと、自分を律しなくては、コンクールで優勝することも大切だが、日々の営業で勝ち取る信用と信頼の方が大切ななんじゃないか? なんてことも気にしていました。 スタッフの数も増え、色々な個性を持っていて、ウイスキーの知識が豊富な奴とか、サービス精神旺盛で場所が変わればホストかよという奴とか、寡黙で黙々と仕事をする奴とか、私に続いてカクテルコンクール荒らしの様な奴とか、個性豊かなスタッフが私を支えてくれていたのは事実です。
「スタッフのためになるかどうか」という考えもこのころに芽生えたのだ思います。

とにかく、充実した毎日を送らせていただいておりました。



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